体脂肪増加を抑制する栄養素1
投稿日:2019/11/22
カテゴリー:中川 雄翔
こんにちは!パーソナルトレーナーの中川です。
本日は体脂肪の増加を抑制する栄養素を紹介していきます。
・カルニチン
カルニチンは、必須アミノ酸のリジン、メチオニンなどから体内で合成されるアミノ酸の一種。
脂質がエネルギーとして代謝されるために必要な物質であり、正確にはカルニチンの中でも「Lカルニチン」を指します。
このカルニチンには、運動時に摂取することで脂肪燃焼を促進する効果があります。
筋トレや運動をある程度の時間続けていると、体脂肪が遊離脂肪酸に分離されて血液に流れ込み、筋細胞に取り込まれます。
その遊離脂肪酸はカルニチンと結合することで細胞内のミトコンドリアという細胞器官に入り、エネルギー代謝されます。
運動をしない人が摂取しても効果は出にくいです。
a-リポ酸という成分と一緒に摂ると相乗効果が高まるため、2つを混合したサプリメントもあります。
食材では、羊のラム肉やマトン肉にカルニチンが多く含まれています。
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、エネルギー物質であるたATP(アデノシン三リン酸)を作り出すための補酵素のひとつ。
体内に広く分布し、細胞内のミトコンドリアに存在する。
補酵素であるコエンザイムQ10は、ミトコンドリアに入ってきた脂肪酸のエネルギー代謝に関わる酵素作用を助けられます。
しかし、加齢とともに体内から減少するため、それにともなって脂肪(脂質)のエネルギー代謝も減弱していきます。
食事やサプリメントからコエンザイムQ10を摂取することにより、こういった衰えをリカバリーできると考えられます。
また、強力な抗酸化作用があり、健康維持にも有効な成分であります。
食材では、イワシやサバ、豚肉、牛肉、大豆、ピーナッツ、きな粉、ごまなどに多く含まれます。
ただし、吸収効率が低いため、サプリメントのほうが一定量を摂りやすいです。
a-リポ酸
a-リポ酸は、細胞内のミトコンドリアに存在する補酵素のひとつ。コエンザイムQ10と同様に、ATP(アデノシン三リン酸)育成反応を助けて脂肪の代謝を促す。
特にa-リポ酸は、糖質のエネルギー代謝に強く貢献する性質をもっているため、体脂肪のもととなる脂質(脂肪)と糖質の両方の代謝に対して効果を発揮します。
体内で合成されますが、加齢とともに減少していきます。食材には微量しか含まれていないため、サプリメントのほうが摂りやすいです。
最近は似た作用をもつコエンザイムQ10を混合した商品も多く販売されています。
本日はこの三つを紹介させていただきました。
この他にも体脂肪に効果のあるものがあるので何個かにわけて、投稿させていただければと思います。
次回も楽しみにしててください。