タンパク質の過剰摂取について

投稿日:2019/11/07
カテゴリー:中川 雄翔

こんにちは!パーソナルトレーナーの中川です。

本日はタンパク質の過剰摂取についてお話させていただきます。

 

・摂取量に上限はない

糖質(炭水化物)を過剰摂取すると肥満や糖尿病になるリスクが高まります。

脂質も同様に過剰摂取していると体脂肪が増えて肥満になり、動脈硬化につながる危険も高くなります。

それに対してタンパク質は、過剰に摂っても健康問題につながるリスクが低い。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」でもタンパク質摂取量に上限値は設定されていません。

 

余剰タンパク質の行方

体内のアミノ酸プールにストックできるアミノ酸の量にはの限度があるため、一度にタンパク質をたくさん摂取しても

一定量以上は筋肉の材料になりません。つまり余剰分が発生してしまいます。

しかし、余剰分のタンパク質は、アミノ基と炭素骨格部分に分離され、アミノ基のほとんどは体外へ排出されます。

炭素骨格部分はエネルギー源として利用されたり、脂質や糖に変換されたりします。

このためタンパク質も過剰摂取すれば体脂肪の増加につながるリスクがあります。

 

・過剰摂取によるリスク

タンパク質の過剰摂取によるリスクは体脂肪の増加だけではない。

タンパク質の分解過程で発生した有害なアンモニアを無害な尿素へと変換するために、肝臓が働きその尿素を排尿するために腎臓が働きます。処理するタンパク質の量が過剰になると肝臓、腎臓がオーバーワークで疲労し体のコンディション低下にもつながる可能性もあります。さらに、タンパク質の過剰摂取で体内のカルシウムが排泄されやすくなるため、タンパク質の摂りすぎが、骨量の低下や骨粗しょう症につながる可能性も考えられます。そういったリスクを避けるためにも、タンパク質は無駄なく適量を摂取する工夫が必要となります。

 

みなさんもタンパク質の過剰摂取には気をつけてくださいね。

次回の投稿もお楽しみにしてください。

 

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