筋肉が成長するしくみ
投稿日:2020/03/12
カテゴリー:新着ブログ
筋肉を強くさせるには、筋肥大のメカニズムを知る必要があります。
筋肉は特定のストレスを与えることにより、成長を促進させることができます。
筋肥大のメカニズム
人の身体には、ストレスが加わると、そのストレスに耐えられるように適応する能力が
備わってきます。
また、骨は衝撃を繰り返し受けることで硬くなり、心肺機能は何度も持久走を行うことで向上する。
筋肉も大きなストレス(負荷)を繰り返し受けることで、そのストレスに適応して太く
発達します。
筋肉が大きくなると、筋肉も向上するため、大きな負荷も耐えられるようになります。
これが筋肥大のメカニズムです。このメカニズムを適応したものが筋トレになります。
筋肥大を誘発するストレス
筋トレは筋肉に太くなる必要性を感じさせるストレスを与え、筋肥大を誘発する運動です。
筋肥大を誘発するストレスには、いくつかの要素があり、それらの要素が複合的に作用することで筋トレの効果が生まれます。
筋肥大を引き起こすストレスは、主に4つ挙げられます。
- 強い筋力(筋張力)の発揮
筋肉が強い緊張力を発揮すると、それがストレスとなり筋肥大を促すシグナルとなる。
筋肉を構成する筋繊維は、瞬発系の速筋と、持久系の遅筋に分けられるが、速筋の方が筋肥大がしやすいです。しかし、人の身体は筋張力を発揮する時に、遅筋から動員する性質があるため、速筋にストレスを与えるためには筋肉に大きな負荷を与える必要があります。
- 筋繊維の微細な損傷
大きな負荷に対し、筋肉が緊張力を発揮して収縮(筋収縮)すると、筋肉には微細な
損傷が生じ、この損傷も筋肥大を促すシグナルとなります。
これは損傷によって起きる免疫反応などを経て、筋繊維のもととなるサテライト細胞の
筋繊維の微細な損傷を得るには、エキセントリック収縮も有効です。
エキセントリック収縮(伸張性収縮)とは…菌が短くなろうとして力を出すものの、
外力によって逆に伸ばされる収縮。
- 無酸素性代謝物の蓄積
筋肉が収縮すると、乳酸や一酸化炭素といった無酸素性のエネルギー供給にともなう
代謝物が体内に蓄積する。その蓄積がストレスとなり、成長ホルモンやテストステロン(男性ホルモン)など筋肥大を誘発するホルモンの分泌を促す。
- 筋肉を低酸素状態にする
筋肉に力を入れた緊張状態が続くと、筋肉への酸素供給が不足し、筋肉が低酸素状態となる。酸素が足りない状態では、主に酸素を使ってエネルギー代謝を行う遅筋が動員されにくくなるため、筋肥大しやすい速筋が優先的に動員されにくくなるため、筋肥大しやすい速筋が優先的に動員される。また、酸素が不足することによって、無酸素性代謝物の蓄積も通常より多くなる。
このように、トレーニングをする際、筋肉が成長するしくみを知っておくことでより効率的なトレーニングをすることができるので
意識してトレーニングをやっていけば身体は著しく変わってきます。
皆さんも、トレーニングをはじめてみませんか?